Naomi's Blog

フランス在住20年、自分らしく、日々ワクワク過ごしたい貴方へ、欧州文化や生活情報を中心に役立つ情報をお届けします。

パリ一番のバレエ学校の中身が凄すぎる件

 こんにちは、フランス、パリでは、サンタクロ―スが、道行く子供たちに、

ボンボン(飴)を配ったり、すっかり、クリスマス一色となっております。

 

 興奮して、サンタクロースとの写真をねだる娘。

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それぞれ、別の国に住んでいて、中々会えないお友達からは、自宅ツリーの写真がどんどん送られてきます。

 

こちらの写真は↓、友人アメリの家族のツリー、小さい女の子の手に届かないよう、全て丈高めの位置にデコレーションを配置したとの事。約2メートル位。

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フランスは、隣国と比べると、いたって、コンサバなツリーいわゆる、緑系のツリーがお好み。(というのは、プラスチックではなく、ホンモノの木を買うため)

フランス人の好む暖色、赤色を混ぜた、デコレーションのツリーが多いようです。

 

以前、イタリアで拝見した、白と、控えめなベージュゴールドのツリーは、とてもセンスも良く、素敵でしたが、パリでは、そんなプラスチックなツリーは見かけた事もありません。

 

しかし、実は、フランスのそれは、エコロジーとも、関連があるのです。

 

環境保護というと、これ以上、クリスマスツリーのために、木を切らずに済むよう、

プラスチックの木で毎年済まそうと、考えがちですが、実は、プラスチックを作るための、環境汚染は、想像以上のダメージを地球にもたらします。

 

エコロジーのためには、環境を破壊する、プラスチックのツリーではなく、本物の木材のツリーを毎年購入し、倍以上の木を更に植えていくプログラムが、仏でのエコシステムになっているそう。

 

もっとも、更に、エコロジーの意識の高い人々は、何と、ツリーそのものを買わずにでツリーらしきものを親が創り、ツリーの飾りをデコレイトしたもので、代用したりしてるそう。子供達は、いささか、残念そう。。

 

さて、写真の通り↓、娘のバレエのレッスンに行くと、クリスマスツリーデコレーション用の、王子様とカップルで踊るバレリーナ達のお人形の、豪華なツリー用デコレーションやら、

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↓小さな様々な色のツリー用デコレーショントーシューズやら、とても素敵です。

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このスタンロヴァは、アマチュア部門ではパリ一のバレエ学校です。

 

この大人気のバレエスクールでは、子供を4歳から登録しないと、その後途中から入会するのは、なかなか、至難の業。

 

登録当日も、皆4~5時間前から、並んで自分の番を待ちます。

 

スタンロヴァは、一般、子供と大人向け(私も実は通ってます笑)のクラスと、オペラ座と同様に、プロを育成するバレエレッスンの枠も、あります。

バレエダンサー等、プロを目指す子どもたちは、ETUDE/SPORT(エテューデュ/スポール)という、プログラムに登録します。

午前中は、学校で、お勉強、午後はバレエ学校という、スケジュールを毎日繰り返します。

バカンス中は通常子供のクラスは、完全にお休みになるため、大人のクラスに混ざって、バレエスクールで頑張ってる子供達を見かけます。

(ちなみに、フランスの子供達は、7月と8月の2ヶ月間の、夏季長期休暇と、10月、12月、2月、4月に、それぞれ2週間ずつ、カトリックの行事にちなんだお休みがあります。)

 

↓バレエにちなんだ、パリバスティーユオペラ座と、トーシューズについての記事は、こちらをお読みください。)

happyeurope.hatenablog.com

オペラ座などでの、バレエ関連商品の仕入先正式契約は、REPETTO(レペット)と思われている方々も多いのですが、実は、こちらのSTANLOWA(スタンロバ)が正式だそうです。

 

発表会も、2年に一度、PALAIS DE CONGRESという、本当に、プロのバレエや、観劇や、コンサート等の会場として、使用されている、有名な場所を貸し切って、豪勢に行います。(この件については、又別の機会に、詳しく書きますね。)

 

子供達の豪華な衣装から、ビデオ、写真、他全て、大人も子供も楽しめる、忘れがたい、大型イベントとなっているため、参加する親子も、まるでプロを観劇するかのように、正式にチケットを購入する必要があり、こちらも、良い席は前日から並ばないと、あっという間に売り切れてしまいます。

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↓バレエの後、バレエ学校のお友達の、お洒落な、マレ地区の家に遊びに行くと、早速、このスタンロバのバレリーナデコレーションが、ツリーに飾られていました!

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↓子供4人のための、写真のおやつのケーキは、全てクリスマス絡み。

中央下は、サンタさんの赤い帽子、周囲とてっぺんの、ふわふわの、わたの白い部分も、しっかり創られていて、思わずにっこり。

(ちなみに、赤色は、フランボワーズでつくられていました。)

右は、サンタさんの赤いそり、左は、サンタさんの空の流れ星、上は、金箔を施した、

クリスマスチョコレートケーキだそう。

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そういえば、この時期甘いものの食べ過ぎで、虫歯の患者が急増するそうで、大人の歯が成長中で、顎が痛むという娘を、子供用歯医者に連れて行くと、歯医者の入り口にも、クリスマスツリーが。

 

ツリーの周囲には、デコレーションとして、クリスマスプレゼントの箱が沢山並べられている。

そうとは知らない娘は、わあーこれって本物のプレゼントなの、中身ももう入ってるんでしょう?まだ24日夜ではないのに、もう?と感激する娘、、。笑

 

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さあ、今年もサンタさんプレゼント持ってきてくれるかな~。

皆様も、どうぞ楽しいクリスマスをお過ごし下さいね!

 

追記、クリスマス後、娘も、スペイン人のお友達も、近所のお友達も、皆同じお人形をサンタクロースさんから、もらったと判明!!

アマゾンの今年の人気売上ランキング1位は、何とこの赤ちゃんお人形だったそう。泣いたり、笑ったり、しゃべったり、目をぱちぱち瞬き、おしめにおもらししたり、寝るときも目をつぶる。

↓超リアルな赤ちゃん人形。(あまりにサイズ感もリアルなため、人形感を出すために、目だけは漫画のように大きくつくったそう。)f:id:HappyEurope:20190131072749j:plain

お人形の目が、青いため、自分の目とお揃いだから、自分のためにサンタさんが、

わざわざ揃えてくれたのだと、大喜びで可愛がる娘。

(クリスマスは、仏の田舎へ。)

 

↓スペイン人の、お友達のイネスちゃんも、サンタの持ってきてくれた、赤ちゃんの、お世話で多忙だそう、、。笑 

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 ここまで、お読み頂き、ありがとうございました。

皆様が、ハッピーで、あたたかい、クリスマスが過ごせますように。

ノルマンディーよりお送りしました。

(修正なしのノルマンディーの海辺の夕焼け、冬の海辺で、砂のお城を作って遊ぶ、近隣の方々)

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