パリの、キッズ専用歯医者ってどうなの?歯が命の本当の理由。
子供専用歯科医と、大人専用歯科医、しっかり区別してる?
少し前の記事になりますが、フランスの歯科医は、子供専用と大人専用と、完全に明確に分かれているってご存知でしたか?
(日本でも、今はそうなのでしょうか?)
子ども専用歯科医、いたれり尽くせり
ご参考までに、↓写真、本日娘と行った、子供用歯科医。
↓待合室と書かれたピンクのドア。
↓写真のように、受付の壁には、黄色やら、ピンクやら、水色やら、子供が喜びそうな、明るく楽しい、パステルカラーの内装。
↓写真のように、ディズニーのお姫様たちが沢山並ぶ、歯科医のオフィス、雪の女王アナの人形やら、いろいろなぬいぐるみが、ぶら下がってたり、どこもかしこも楽しいデコレーション。写真の中の、横たわっている娘の前掛けまで、楽しいキャラクター柄です!
しかも、子供なのにいたれりつくせり、フランスにしては、珍しくサービスが良くて驚きました。
IPAD
検診または治療中に、子供が、IPADの映画を(先程の写真の真ん中右にIPAD見えますか)、寝ながら見れるようになっていて、看護婦さんが、どの映画が良い?等と尋ねて、セッティングしてくれたりします。
しかも、お勧めは、コレ、などとあらすじを解説してくれたり、
私はこの映画のこのシーンが大好き等と、まるでお友達かのように、楽しくお話してくれるのです!
↓横には、この歯科医に来た、子ども達の(これは、仏の小児科医や、子供向け耳鼻科、でも、多々見かけますが)可愛い、子どもらしい、愛らしい作品(様々な年齢の、子どもたちの絵)が、所狭しと飾られています。
フランス人は、元々、日本より、子供達を、とても褒めて育てる傾向がありますが、歯科医でも、同じです。。
歯医者でギフト
大げさに、”ブラボー!何てCourageuse(勇気のある女の子)なのかしら!”、等と、やたらと大げさに褒めてくれた挙げ句の果てには、ねずみの絵のついた箱を、指さして、”その中から、好きなおもちゃを選んでね、お利口さんだったご褒美よ!”とプレゼントまでしてくれて、娘は、当然ご機嫌、ご満悦!
フランスの習慣、歯とねずみの関係
ちなみに、何故、ねずみのモチーフかというと、フランスでは、乳歯が抜ける度に、抜けた乳歯を枕の下に隠すと、小さなネズミが、現金に換えて運んでくれる、という言い伝えがあり、子供たちは大喜びで抜けた歯を、枕の下に隠して、ねずみが、ご褒美の、おこづかいを運んでくれるのを、楽しみに待つ習慣があります。
様子を見ていた、こちらの方もワクワク、楽しくなってきてしまいました。
日本よりゆる~い、歯科医のコメント⇒”飴玉やら、チョコやら、甘いものは毎日、
食べてもいいから、歯だけは、せめて1日2回、1回2分は磨いてね!”
えっ、毎日、甘いもの食べて良いんですか、、?
飴とかって、禁止ではないの、、?
私の叔父が歯科医を経営しているせいか、家族、親戚中が、小さい頃から歯を気にしていました。
3歳までは、砂糖禁止?
母は、私が3歳になるまで、甘いものを一切あげない教育をしたため、小さい頃に、スペインに住んでいた時、公園などで、知らないおばあちゃんなどが、”あらまあかわいいわね、ほら飴玉あげるわよ?”等とくれても、飴玉が何なのかがわからなかった私は、中身の飴玉は捨てて、外側の可愛い柄の飴玉の包みだけとっておいたそうです。笑、これこそ知らぬが仏って感じですね。
自分に娘ができた時も、私も同じ教育をしようと考えてましたが、フランスでコレを実践するのは、結構、至難のワザです。
残念ながら、我が娘は、フランスでのお誕生日会に呼ばれて、初めて、飴玉の存在に気付きました。
我が家では、飴玉禁止で食べられないため、お誕生日会でお持ち帰りのギフトとして、よくフランス人のご両親が用意する、飴玉や砂糖をまぶした駄菓子などを頂いては、宝物のように崇めてます。。
電動歯ブラシって、歯槽膿漏予備軍?
ちなみに、仏では↓写真の通り、子供も、電動歯ブラシが普通です。
こちらは、動きも強弱調節出来て、トップのブラシも変えられます。
電動歯ブラシに慣れてしまうと、効率も良くて、疲れないし、時間も短縮できて、
良い事だらけに思えます。
ところが、意外と、電動で動きもダイナミックで、力が強く入りすぎてしまうため、歯肉を削りやすくなるため、歯槽膿漏の兆候が出てくるとの事で、日本の歯科医ではそんなに勧めてないようです。
そういえば、私が小さい時の、歯医者って、こんなふうだったかなあ?と自分が、小さい時に、通っていた、歯医者を思い出そうとしてみました。
よく考えると、小児科のように、子供専用歯科医なんてものが、存在したのも知らなかったし、いつも、叔父の経営する、万人向けの歯医者に、普通に通っていました。
母の妹は、歯科医の、会計士と連携してサポート。
その叔父の息子は、いずれ歯科医を継ぐために、親子で、修行中。
叔母の娘も、歯科衛生士で、働いているせいか、歯は命という程、本当に
歯の事がよくわかっている、家族に囲まれている、私。
ホワイトニング
最新の、お勧めのプロ向け歯ブラシや、歯磨き粉、ホワイトニングやら、
審美のための情報も、色々と入ってくるのも、ありがたい環境です。
↓写真、右手溶剤が強いらしく、日本で認可が降りてるのか不明ですが、フランスでは、認可されている、家庭用の、ホワイトニングで歯医者さんの処方でしか購入できません。
右手の注射器のようなものに溶剤が入ってるので、それを自分用に作ってもらった透明の歯型にいれて、一つの歯につき、3ミリ分位、全部の歯に注入し、3週間の間、毎晩3-4時間の間、その歯型を歯の上にかぶせて、じっと待つばかり。
ただ、3週間の間、歯にしみや色がのこりそうな、色味の、ベリー関係、抹茶、紅茶、コーヒー、等全て禁止だ。ということは、ヨーグルトやら、白っぽいものしか、食べられなくて、結構不便です。しかし、一度すると、1年近くは持つらしいです。
追加で、上記同様、写真の左手下にある、2枚は、それぞれ、インターネットでも購入できる審美白です。
緑の方が1時間でスピーディに歯美出来るタイプと、ピンクは5分のタイプです。
1時間の方は、翌日大切なアポなどがあるときには即効性があって、便利ですが、5分の方は、正直やる前とやった後の違いがそんなに見えませんでしたが、、。
レーザーの場合
ちなみに、ホワイトニングをレーザーですると(こちらでは、ニュースキャスターやセレブリティ等がたまにしてますが、アメリカほど、白い歯への執着がないのか、映画やテレビで見る、俳優たちの歯の黄色さに大変、驚いたものでした。
一瞬、中世にいるような気分になる程の色味の人も多くて、正直びっくりしました。)大体、7年ぐらい持つそうですが、あまりに白すぎて、自然じゃないと言う事で、ニュースキャスター等以外は、やる人が結構少ないそうです。
仏は、ナチュラルかどうか、というのは、非常に大切なポイントらしく、
胸の矯正やら、その他、見てすぐナチュラルでないものへの、見分け方にも優れてますし、人工的で不自然だといやがります。(歯並びの矯正は小さい頃から、フランスではよくさせますが、アメリカ程のレベルの、完璧な歯並びの矯正は、目指してないようです。)
ここが、アメリカ人と大きな違いかも。
人工的に創られた、完璧な美よりも、それぞれの個性が強く現れた、ナチュラルな美しさのほうが、好まれる、自然美。
仏に住んでると、映画やセレブリティだけでなく、普段のパリでも、”Naturelle!!”自然体”という言葉は、褒め言葉として、日々耳にする。
それでも、私は、歯は白くて、手入れが行き届いてるほうが、清潔感もあって、
清々しく、見る方も快適だと思うのですが!
鬱病や、癌患者の歯て違うの?
歯は命と言うけど、歯の白さが命という意味ではなく、例えば、重度の、
鬱病の患者などは、すっかり歯を磨かなくなるため、歯を磨かなくなると、
歯の汚れから発生するバクテリアが、肺に落ちたりして、重度な病気になって、亡くなる人も多いそうです。
がん患者などもそうですが、食後に歯を磨きたくなるか、、ならないかは(重症の場合は、誰かに磨いてもらうにしても)、その人の精神度を反映していて、生きたいか、生きたくないかに通ずるという話を、知り合いの脳外科から聞いたことがあります。
だから、意外なことですが、歯は重要な、生命のバロメーターになりえるのですね!
これからも、歯を大切にしないとな~、と実感した日でした笑
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
皆様にとっても、快適で、楽しい1日となりますように!