Naomi's Blog

フランス在住20年、自分らしく、日々ワクワク過ごしたい貴方へ、欧州文化や生活情報を中心に役立つ情報をお届けします。

欧州のバカンス(長期休暇)とは?

バカンス(長期休暇)2週間~5週間

フランス人にとって、非常に大切な バカンスのシーズンが、やっと!やってきました~!(↓ちなみに、この写真一切編集してません、ルーフバルコニーからの眺め!)

1世紀前までは、特権階級のみ、のものだったバカンス、時間を指すそう。なんだか贅沢ですよね。

20世紀になると、中産階級なども、皆平等に、長期間の有給(バカンス)が取れるようになりました。1936年に2週間、20年後には、3週間、1969年には4週間、1982年には5週間の有給(連続休暇)が認められたそうです。

 

私は、今年は 、同時に、色々な新しいチャレンジもあり、両立しなければいけないことも多く、仕事量も多くて(ありがたいことですが) やっと~て力尽きた感じです。

 

(↓写真は、併設のプライベートプールと、その先に見えるプライベートビーチを見ながら、併設されてる私有公園でブランコする娘。)

f:id:HappyEurope:20190724080828j:plain

皆様もそうかもしれませんが、今年もやる事多すぎて、年中寝不足気味だった私は、 3週間ぐらいぶっ通しで、 この1年間 足りなかった睡眠を補うために、寝るのが夢~って思ってました。

 

過労死は、誰にでも起こりうる

前回の、”過労死しかけた私”の記事でも、お話した通り(下記ご参照下さい!)

 

www.naomi-a.com

 人間というのは、ぶっ通しで働き続けても、身体にいつか、つけが廻ってくるという経験をしたので、今は、リラックスしたり、身体を休めること、バカンスなどの大切さを一層実感しています。

 

毎日睡眠4時間で、やりくり、しなければいけなかった夫も、やはり、バカンス中は、毎日朝から晩まで寝ると言っていました。

フランス人は働かないというイメージがあるみたいですが、週に35時間しか働かないというのは、 特定の職業に限られ、もちろん給与も安いです。

ある程度の責任のあるポストになると、日本以上に大変かもしれません。

もちろん、マネージャークラスからは、残業代も出ないし、夜や週末に持ち帰る仕事の量は半端ではありません。

 

 バカンスの効用

日本で働いていた時、特に長期バカンスの習慣がまだついてなかった私には、(二泊三日、等の短期ならありましたが) 一か月のバカンスって、 バカンスボケしてしまわないんだろうか、等と考えていたものです。

 

 実際に長期休暇を とってみると、長期休暇に、その素晴らしい効果に気づきます。

とにかくリフレッシュできて、集中力が増し、要領が良くなり、インスピレーションが湧きやすくなり、まるでぶっ通しで瞑想をしまくったかのような、頭がすっきり冴えてクリエイティブな効果が色々得られます。

フランス人が、アートや、料理や、ファッションや、デザイン、ラグジュアリーブランド等、クリエイティブな 分野に強い、というのは、この長期バカンス のおかげなのではないか、 とも言われていたようです。

また インスピレーションが湧くことの他にも、メインは、普段時間がすれ違って、なかなか一緒に過ごせないパートナー、夫婦、子供、家族ともみっちり一緒に過ごして、リラックスして、家族の時間を楽しむ、という目的もあります。

 

バカンス日本、アメリカ、イギリス、カナダ

ちなみに、ヨーロッパは長期バカンスの習慣がありますが 、 アングロサクソン系の、 イギリス、アメリカ、カナダは、 せいぜい2週間だそうです。

 

今年の、日本の、10日間のゴールデンウィーク時には、 長期休暇に慣れてない、日本人をテレビでインタビューして、10日も何をするのか途方に暮れている日本人達や、 働いた方がマシと言っている契約社員の方々等が、フランスや欧州のあちこちのニュース番組で取り上げられました。

いやいや、いくら日本人でも楽しみ方くらいわかってるでしょ、、と私は思ったのですが、、。

 

スペインの習慣

前置きが長くなりましたが、 アリカンテという場所(スペインを代表するお菓子、テュロン/TURRONで有名なアリカンテです。テュロンで出来たアイスクリーム等、この地方ならではの、セレクションのお料理が楽しめます。アリカンテは、バレンシア地方に位置するので、スペインを代表するお料理、パエリヤでも有名です。)、スペインに来ています。

↓写真は、12階建ての、ルーフバルコニーから 見える 景色、目の前がです。

f:id:HappyEurope:20190724075943j:plain

夫や娘は私より一足先に、バカンス入りしていたので、私は仕事の関係で一週間遅れて、合流 してます。

 

 夜はこんな感じです。↓正直、 夏時間で、23時ぐらいまで明るいので、 この写真は 夜中に撮りました!

f:id:HappyEurope:20190724080257j:plain

↓併設されているプライベートプールと、プライベート公園見えますか?

f:id:HappyEurope:20190724080536j:plain

家族連れにぴったり!というのは、このバレンシア地方のスペインでは、家族のランチが15時~16時、ディナーは21時~22時過ぎ~からと、遅めに始まるのが普通で、治安も良いので、子供でも、ご飯食べ終わって、夜中に公園で、子供同士で遊んでたりしてます、)

日本では、考えられない状況ですよね?!

でもこれは、同じラテン系の、フランスでも考えられません!笑

フランスの普通の家庭のディナー時間は、通常19時か、どんなに遅くても20時過ぎかな~レストランだともっと遅くもありえますが、、。

 

娘の寝室&浴室と、我々の寝室&浴室( 仏では、コレをパランタルスイート/PARENTAL SUITEと呼びます、一般的な自宅にもあります。

両親の寝室の奥に、両親の洗面所や浴室などが揃っているタイプです。)がそれぞれ別れているので、待たなくても良いので、便利で効率的。

 

バカンスの一般的な1日の スケジュールは、 娘が 起きる少し前に起きて、朝食の準備。

この海が見える、ルーフバルコニー の、食事用テーブル に朝食 を置いたら、 みんなで 座って、波の音を聞きながら、この絶景の海を見ながら 朝食。

その後、 海に行きたいと、待てない 娘を連れてビーチへ。

一緒に 海に入ってくれとしきりにねだる娘と、波乗り。

(今年は世界中で、異常気象でしたが、アリカンテでもその例にもれず、地中海でのんびりした、アリカンテらしくない、史上初の波ありまくりの日々でした。しかも、史上初の、クラゲの発生に、残りの日々は、プールで過ごしました、、!!!この異常気象、どうにかして!)

 

スペインを代表する料理

その後プールに 行ってまたひと泳ぎ。 ランチは、同じマンションの地上階にあるレストランにて、 パエリアや、いかリングやら、 美味しい海の幸に舌鼓を打ちます。

 

ところで、スペインを代表する料理、パエリアは、イタリアのパスタやら、リゾットに匹敵する、お国自慢のお料理。

 

伝統的なものは、お米と、シーフード(ムール貝、エビ、いか、等)を煮込んだもの、が有名で、皆様もご存知だと思います。

ただ、このアリカンテが位置する、バレンシア地方のパエリアは、鶏肉や、ソーセージなど、肉が中心のパエリヤで有名で、元々は、ハンターが、お米を、獲物と一緒に煮込んだのが由来だそうです。

 

最近一番多いのが、このシーフードと、野菜や肉を混ぜた、現代風ミックスパエリヤ、多岐に渡る、素材の味が染み込んで、とっても美味しいです!

 

なお、このほかに、私の住んでいた、バルセロナ、カタルーニャ地方でよくたべられている、パエリヤに、お米の代わりに、フィデオ(マカロニの三分の一くらいの小さな麺)を入れた、パエリヤもありますが、今回食べ比べしてみましたが、やはり、お米に色々な味がたっぷり染み込んだ、お米のパエリヤの方が断然美味しいです!

 

ちなみに、レストランで注文する時に注意したいのが、パエリヤという正式名称は、バレンシア地方の種類のパエリヤ、にしか使えないそうです。

他の”パエリヤ”(スペイン語風に発音すると正式にはPAELLA/”パエヤ”ですが。)と私達が読んでいるものは、スペインでは、パエリヤではなく、ARROZ(米)CON何とか、というように、ご飯と何かを混ぜたもの、と、いう呼び方が、メニューには書かれています。

その後、スペインは、シエスタ(昼寝)の時間になるので、娘は、宿題(タブレットのスマイルゼミと、フランス語、と、未だに残ってて辞めたがってる公文、彼女にとっては苦悶になってます。)、私と夫は仕事。

この写真の↓絶景のビーチを眺めながら、右のソファーに座ってパソコンカタカタ

する私と夫。

f:id:HappyEurope:20190724081222j:plain

 

おやつの時間にアイスを食べたら、 またプール で ひと泳ぎしたがっている娘 を連れて、地上階にある2種類のプライベートプールへ。(↓写真は娘)

f:id:HappyEurope:20190724080413j:plain

その後、同じく、地上階のスペイン名物ストランで食べるか、簡単な夕食の準備をするか。(前回来た時は、お料理も家事もお買い物もしてくれる、東欧の女性がいたのですが。)

 

私達夫婦は、年齢的にもメタボを避けるために、なるべく夜は、ガスパチョ程度に、軽めにしたいところですが、育ち盛りの娘は、イカリングフライ、やら、スペイン名物の生ハム(ハモンセラノが一番有名)チーズ(スペイン産といえば、ケソ・マンチェゴ)やら、あと、何よりも、フランスと違うのは、おやつ類がこってり、ただでさえ日本より、おやつが甘いフランス、それを上回って、スペインはフランスよりさらに甘い!!

クロワッサンにすらたっぷり砂糖が上に乗っていて、本当に、砂糖だらけで、

心なしか、パリより、皆が太って見えるのは、避暑地でストレスないからか?

ここまで読んで頂き、ありがとうございました、皆さんもリフレッシュできますように!